カタバミ


                                  ’19.3.1撮影 久山町(福岡県)

もうカタバミが開花していました。地をはった茎が広がっています。
野生化したオオキバナカタバミは花が何倍も大きいので、よく目立ちますが、
カタバミは小さくて、存在感がありません。



ケカタバミ Oxalis corniculata var. trichocaulon
Ylistでは別名になっています。


                  ’25.3.25撮影 福岡市東区

カタバミの変種で主に海岸に生える。
カタバミは葉縁に毛があるものの表面は無毛だが、本種は葉の表面に毛が密生する。
また茎にも毛が密生する。


                                 ’25.3.25撮影 福岡市東区

 Oxalis corniculata L.
カタバミ(傍食) / カタバミ科 カタバミ属 多年草 / 4~10月 / 日本全土
道端や庭。草丈10~30cm。茎はよく分枝し地を這って広がる。葉は2~7cmの葉柄の先に倒心形(ハート形)の3小葉をつける。小葉は0.5~2.5cm。花は黄色で直径約8mm。上部の葉腋から長い花柄をだし散形花序に1~8個つく。花後花柄は下を向き、その先に円柱形の蒴果が上向きにつく。カタバミより葉が小さく、暗赤紫色のものアカカタバミ、茎が立ち上がるものをタチカタバミ、茎が立ち上がり枝を密に出すのはオッタチカタバミ(帰化植物)という。 
タチカタバミ:林縁や林内、草むらなどで見られ、茎の立ち上がったもの。
ケカタバミ:普通、海岸で見られ、葉の表にも毛がある。
アカカタバミ:カタバミより葉が小さく、暗赤紫色のもの。
ウスアカカタバミ:カタバミとアカカタバミの雑種、葉の色が両者の中間。
オッタチカタバミ:茎が立ち上がって枝を密に出す。帰化種。
エゾタチカタバミ:茎が立ち上がり、分枝が少ない。

Homeへ