サツマサンキライ


                                    ’13.1.9撮影 野間半島(鹿児島県)



                                  ’13.1.9撮影 野間半島(鹿児島県)



                                  ’13.1.9撮影 野間半島(鹿児島県)

冬、九州南部に出掛けると、サツマサンキライが楽しみです。
サルトリイバラとは花期も違いますが、花がチャーミング。
花被片と花柄が朱くなり、球形に集まって、よく目立ちます。

九州南部の海岸林には、サルトリイバラによく似ているけれど刺のない
ハマサンキライが夏、花を咲かせるそうです。



↑蕾です                               ’01.12.1撮影 指宿(鹿児島県)

’00.1.8に見たときは花盛りでしたが、12/1では蕾ばかりでした。
果実は熟すと黒紫色になるそうです。
サツマサンキライGalleryへ   参考: サルトリイバラ / ヒメカカラ

   *APG植物分類体系、これまでの植物分類ではユリ科
Smilax bracteata C.Presl var. bracteata
サツマサンキライ(薩摩山帰来) / *サルトリイバラ科 シオデ属 つる性常緑低木 /12~2月/九州(南部)~沖縄
  海岸近くの林内、林縁。草丈は10m位。茎は太くて分枝し、滑らかで疎らに刺があるかない。葉は互生し、葉身は卵形~長楕円形、長さ5~10cm、幅3~13cm。先は急鋭尖頭で、厚くてややツヤがある。花は雌雄異株で、葉腋から長さ5~8cmの花序枝を出し、散状花序に多数の花をつける。花は黄橙色~帯黄色、雄花の花被片は線状長楕円形で、長さ約5mm、開花時には著しく反り返る。雌花の花被片は卵形長楕円形で、長さ約2.5mmと小さい。果実(液果)は楕円形で長さ5~7mm、黒熟する。葉はサルトリイバラに似るが,サルトリイバラは実が赤いのに対して,サツマサンキライは,実が黒紫色である。また花期が早く,黄赤色の小花が球形に集まって咲く。両種とも葉を「カカラ」と呼び,ダンゴに使う。 

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