アマミヒメカカラ ←ヒメカカラ

屋久島に分布するヒメカカラと同一種とされていましたが、
2016年、枝の先がつる状にならないこと、葉が1回り大きいことなどから
アマミヒメカカラ(別種)として発表されました。 


                            ’10.4.25撮影 奄美大島(鹿児島県)



                           ’10.4.25撮影 奄美大島(鹿児島県)

サルトリイバラよりかなり小型です。
しかし、屋久島で見たものよりやや大きいような気がします。

 *APG分類体系、従来の分類ではユリ科
 Smilax amamiana Z.S.Sun et P.Li
マミヒメカカラ(奄美姫かから) /*サルトリイバラ科 シオデ属 落葉矮性低木/4月/奄美大島(鹿児島県)
  高さ10~50cm。枝はジグザグに曲がり、テーブル状に広がり、つる状にはならない。枝には刺が多い。葉は互生、葉身は円形でやや横に広く、長さ1~2.5cm。先は凹むことも多く、3行脈が目立つ。裏面は粉白色を帯びる。花は散形状に1~3個つき、黄緑色で径約3mm。果実(液果)は径約6mm、秋から冬に赤色に熟す。これまで、屋久島に分布するヒメカカラと同一種とされていたが、2016年、枝の先がつる状にならないこと、葉が1回り大きいことなどから別種として発表された。 
Smilax biflora Siebold ex Miq.
ヒメカカラ
(姫かから)/*サルトリイバラ科 シオデ属 つる性落葉低木 /4月/屋久島(鹿児島県)
  茎はやや立ち高さ20~30cm、密に分枝し、枝とともにジグザグに曲がり稜があり、1~3mmの開出した鋭い刺を散生する。小葉の長さは5~15mm。花は葉腋に径3mmの淡黄緑色の花を1~2個つける。果実は球形で赤熟する。カカラは九州の方言でサルトリイバラ、小型のカカラの意味。 

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