チョウセンゴミシ

<雌花>



<雄花>



<雄花>



<雌花>



九州では見たことがないつる植物が、たくさん花を咲かせています。
雌花らしき花はビナンカズラと似た感じですが、雄花が??
調べてみると、漢方薬になるチョウセンゴミシでした。

秋、球形の液果が真っ赤に熟し総状につくそうです。
その果実が甘(かん)、酸(さん)、辛(しん)、苦(く)、鹹(かん)の五つの味があることから五味子になったそうです。
最後の鹹(かん)というのは塩味のこと。
チョウセンゴミシの果実酒は美味しく、滋養強壮、疲労回復に効く健康酒だそうです。


’13.6.12撮影 八ヶ岳山麓(長野県)

 Schisandra chinensis (Turcz.) Baill.
チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)/ マツブサ科 マツブサ属 落葉つる性木本/ 花6~7月 / 北、本(中部以北)

 山地の林縁。雌雄別株。葉は互生、葉身は倒卵形~楕円形で先端は鋭尖頭、基部は広いくさび形、ふちに波状の鋸歯があり有柄。花は直径1cmほど、芳香がある。雄花は太い花糸に葯。雌花は淡緑色の子房と白っぽい花柱がある。果実は球形の液果で大小あり房状につく。10月赤く熟す。果実は漢方薬、果実酒に使われる。果実が、甘、酸、辛、苦、鹹(塩味)の5つの複雑な味がするところから、五味子と名付けられた。
                                                                         
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