イワセントウソウ


                                                  ’13.6.12撮影 八ヶ岳(長野県)

根生葉は2~3回3出羽状複葉で長い柄があります。



                                                      ’13.6.12撮影 八ヶ岳(長野県)

白い小花はたいへん小さいのですが、花火のように広がった花序はよく目立ちます。
見えている葉は根生葉で、茎葉は1~2回羽状複葉で羽片は線形です。↓




イワセントウソウ ’03.6.7 石鎚山
                              ’03.6.7撮影 石鎚山系(愛媛県)

見えている葉は茎葉です。

イワセントウソウ ’03.6.7 石鎚山
              ’03.6.7撮影 石鎚山系(愛媛県)

セントウソウとはだいぶイメージが違います。
茎葉は細い線状の葉と思ったのですが、よく見ると
線形の羽状複葉なんです。

 Pternopetalum tanakae (Franch. et Sav.) Hand.-Mazz.
イワセントウソウ(岩仙洞草) / セリ科 イワセントウソウ属 多年草 / 3~5月 / 本、四、九
  深山の木陰の湿った苔上。草丈10~30cm。細長い地下茎が横に這い、一部肥厚する。茎は単一で細く、分枝しない。根出葉は2~3回3出羽状複葉で長い柄があり、小葉は深く切れ込む。茎葉は普通1個、1~2回羽状複葉となり、羽片は線形で全縁、長さ1~3cmであるが、時に根出葉と同形になる。花は茎頂に複散形花序となり、10~20個ある細い花茎の先に、小さな花を総状に普通2個つける。小散形花序はごく小さい。花弁は5個、卵形で平たく、白色。総苞片はない。果実(分果)は卵形で無毛、長さ2~2.5mm。分果の横断面は円形、果皮は薄く、隆条は細くて目立たない。油管は細く、各背溝下に1個、合生面に2個ある。 
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