ミノコバイモ
















花被片内側の網目状斑紋が美しく、葯が白色。
花被片外側の突起が目立ちます。




折りたたみ傘を連想してしまいます。


’16.3.28撮影 岡山県

ミノコバイモ(美濃小貝母) / ユリ科 バイモ属 多年草 / 3~4月 / 本州(近畿~中国地方)
  茎の高さ10~20cm。葉は対生する2枚とその上に3輪生の葉がある。茎頂に斜め下向きに釣鐘形の花をつける。
  花被片内部には、赤紫色の網目状斑紋がある。花被片外側の突起が目立つ。葯は白色。よく似たアワコバイモは
  葯が紫褐色。
<見分けポイント>
花の形 葯の色 相違点 分布
ホソバナコバイモ 細い筒状鐘形 白色 本州(中国地方)~九州
トサコバイモ 細い筒状鐘形 紫色 四国、九州中部
トクシマコバイモ 角張った筒状鐘形 紫色 アワコバイモとトサコバイモの交雑種。 四国
カイコバイモ 広鐘形 白色 花糸花柱は平滑、柱頭は3裂する。 本州(山梨・東京・静岡)
イズモコバイモ 広鐘形 白色 花柱に突起があり、柱頭は3裂しても僅か。 本州(島根)
アワコバイモ 角張った広鐘形 赤紫色 四国
ミノコバイモ 角張った広鐘形 白色 本州(東海、北陸、中国)
コシノコバイモ 角張った広鐘形 白色 花被片の縁に毛状突起がある。 本州(北陸、静岡、福島)

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