ヒメザゼンソウ

ヒメザゼンソウ ’03.5.25 双三郡(広島県)
                   ’03.5.25撮影 広島県

半分隠れていたのですが、まわりの枯れ草を取り除きました。
高さ4cmくらいの仏炎苞に入っている小さな姉妹です。


ヒメザゼンソウ ’03.5.25 双三郡(広島県)
                                   ’03.5.25撮影 広島県


「雌性先熟」の花です。




                   ’11.5.24撮影 広島県
葉も残っていました。
ザゼンソウは花の後、葉が展開しますが、
ヒメザゼンソウは葉の展開後、花が開花します。


                            ’04.3.21撮影 広島県

左はフキノトウ 右がヒメザゼンソウの葉です。
ウバユリの葉に似ていますが、ヒメザゼンソウの葉脈は葉の先端に向かってカーブしています。

毒草ですが、熊は食べるそうです。

 Symplocarpus nipponicus Makino
ヒメザゼンソウ(姫座禅草) / サトイモ科 ザゼンソウ属 多年草 / 6月 / 北、本
林縁や路傍の湿地。草丈30~40cm。地下茎は太くて短く、太い根が多数でる。葉は早春に出て、長卵状心形~卵状長楕円形で、長さ10~20cm、幅7~12cm。先は鈍頭、基部は心形~切形、縁は全縁。質は厚く、6月下旬には枯れる。内部のものは長い柄があり、外部のものは膜質で茎を包む。花序は葉の展開後に出て、長柄がある。仏炎苞は暗紫褐色でボート形、長さ4~7cm。花序は広楕円形、長さ約10mm、苞との間に3mmの柄がある。花は両性、花被片は4個、楕円形で、長さ約1.5mm、横に内曲する。雄しべは4個、葯は黄色。雌しべは1個、長さ約3mm、下部1mmは花軸に埋もれる。花は4個の花被片からなり、上部は淡黄色、下部は赤紫褐色。果実(液果)は翌年春に熟し、球形で多数の種子がある。
ザゼンソウは仏炎苞が10~20cmで、花が先に開花し、後に展葉する。
新種のナベクラザセンソウはヒメザゼンソウと同様に小さく、花と葉が同時に展開する。

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