セリバシオガマ
花は少ししかつけていませんが、なんと見つけることができました。
セリ葉を思わせる繊細な葉が印象的です。
花は2唇形で、
上唇は嘴状、下唇は貝のような形で先が浅く3裂しています。
1泊2日の遠征だったので、最後の散策地は時間がなくて、焦りまくりました。
自然散策路はほどほどに整備されていたのですが、いくつかの分岐が??
初めての場所なので、先が読めません。
タイムリミット、引き返そうと思ったときにセリバシオガマが現れました。
’20.8.3撮影 下伊那郡(長野県)
*APG分類体系、従来の分類ではゴマノハグサ科
Pedicularis keiskei Franch. et Sav.
セリバシオガマ
(芹葉塩竈)/ *ハマウツボ科 シオガマギク属 半寄生の多年草/8~9月/本州(中部)
亜高山帯の針葉樹林下。草丈20~40cm。茎は根際で分枝して直立し、茎葉とも毛がない。葉は対生し、柄があり卵状長楕円形で羽状に全裂し、裂片はさらに中裂する。花は上部の葉腋に1 個ずつつく。花冠は緑白色で2唇形、筒部が淡緑色、裂片が白色、長さ約2cm。下唇は広く開き先が3裂し、上唇は先が細長く嘴状に尖る。雄しべは4個、上唇内にある。蒴果は長さ12~15mmの三角状披針形、鋭尖頭、熟すと褐色になり、上側が裂開する。
※エゾシオガマは花が黄白色。葉が互生し、縁が浅裂して重鋸歯。
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