ユキモチソウ


                     ’19.5.9撮影 高知県

帽子(仏炎苞)もお餅(花序の付属体)も、斑の入った葉も立派なユキモチソウが現れました。
真っ白なお餅の誘惑に虫じゃなっくても吸い寄せられます。

雄花は花序の下に隙間があって、送粉してもらうために脱出口を用意しています。
雌花は脱出口がなく、受粉を終えた虫はそこで息絶えます。



                     ’19.5.9撮影 高知県



                      ’19.5.8撮影 愛媛県



                     ’19.5.8撮影 愛媛県

何回も四国に行っているのに、野生のユキモチソウとは初めての出逢いです。(*^_^*)\(^o^)\
植物園で見るたびに、くやしい思いをしていました。
逢ってみると、こんなにたくさん生えているのに、逢わなかったのが不思議。
でも、今回もフレッシュな個体は2株のみ、あとは焼き餅、きなこ餅状態で帽子もボロボロでした。

Arisaema sikokianum Franch. et Sav.
 ユキモチソウ(雪餅草)/ サトイモ科 テンナンショウ属 多年草 / 4~5月 / 本州(近畿地方)~九州
 山地の林下。草丈20~60cm。葉は2個で、3~5個の小葉からなる。小葉は菱状楕円形で、先は鋭尖頭。仏炎苞は紫褐色でほぼ直立し、長さ7~12cm。口辺部は白色で、舷部は尾状に伸びる。付属体は白色で、先端は根棒状で円形または扁球状に膨らむ。和名は雪のように白いつきたての餅に喩えた。

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