タヌキノショクダイ













アンティークなランプ? ユニークな形にぴったりのネーミングです。
どこかに、灯りをともした個体がありそうな。

徳島県のこの現存地は国の天然記念物に指定されています。

’08.7.18撮影 徳島県

30年ぶりに絶滅したと思われていた「コウベタヌキノショクダイ」が兵庫県三田市で見つかったそうです。
2023.2.28、国際誌「Phytotaxa」にオンライン掲載
              *APG分類。従来の分類ではヒナノシャクジョウ科
 Thismia abei (Akas.) Hatus.  
タヌキノショクダイ(狸之燭台) / タヌキノショクダイ科 タヌキノショクダイ属 菌従属栄養植物 / 6~7月  /
  本州(東京都伊豆諸島、静岡県)、四国(徳島県)、九州(宮崎県)
照葉樹林下の落葉の下。草丈3~6cm。根茎は糸状で長く這って分枝し、節から花茎を上げる。花茎は長さ1~4cm、半透明で5個前後の鱗片葉がある。花は花茎の先に1個つき、壷形、白色~半透明。花筒は長さ約10mm、表面は平滑でいぼ状突起はない。外花被片は3個、内花被片は3個、下半部の狭まった部分は柱状、先端は線状突起で基部は広卵形の翼状に広がり、内曲する。先端部はお互いに癒合せずに重なり合いドーム状になる。花被片は子房に成熟後、花筒の基部で横に切れて落ちる。柱頭は三角錐状で、翼がある。 

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