ザゼンソウ


                      ’08.4.30撮影  岡山県立森林公園(岡山県)

こちらは5年ぶりの再会です。
4月末になると青々とした葉が出ています。
やっぱりザゼンソウは雪解けが似合いますね。



      ’03.4.12撮影 岡山県立森林公園(岡山県)

開花したあとに葉が展開します。



                         ’03.4.12撮影 岡山県立森林公園(岡山県)

座禅僧に見立てたものですが、赤頭巾ちゃんに見えてしまいます。
寒いよ~と体をよじらせて耐えているのかな。

      ’03.4.12撮影 岡山県立森林公園(岡山県)


「雌性先熟」の花だそうです。


肉穂花序をクローズアップ。
画像でも近づくと、特有の悪臭がしそうです。

勉強不足で知らなかったのですが、肉穂花序は発熱するそうです。
昆虫の少ない時期、発熱により特有の匂いを出し、ハエなどを誘っていると考えられています。
Symplocarpus renifolius Schott ex Tzvelev
ザゼンソウ(座禅草) / サトイモ科 ザゼンソウ属 多年草 / 3~5月 / 北、本 
水湿地。名前は花序の様子を座禅僧に見立てたもの。 草丈30~60cm。葉は花後も伸び、円心形で長さ、幅とも約40cmになる。花序は葉に先立って出て、仏炎苞は暗紫褐色~淡褐色(希に緑色)で長さ10~20cm。先は尖る。花は仏炎苞の中に楕円状の花序となって密につく。肉穂花序が「発熱する」という特徴がある。雌雄異熟の両性花。先に雌しべが成熟し、その後雄しべが成熟する「雌性先熟」の花。発熱は雌性期に発生し、雄性期に終わる。花は4枚の花披片からなり、葯は黄色。
同属のヒメザゼンソウは仏炎苞が5~8cmで、開花より展葉が先。
新種のナベクラザセンソウはヒメザゼンソウと同様に小さく、花と葉が同時に展開する。

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