タムラソウ




立ち姿が美しいタムラソウが無残な姿のバイケイソウの横に佇んでいました。


’04.8.8撮影 櫛形山
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 Serratula coronata L. subsp. insularis (Iljin) Kitam.
タムラソウ(田村草)/ キク科 タムラソウ属 多年草/ 8~10月  / 本州~九州
山野の草原。草丈30~140cm。茎は直立し、上部でよく分枝する。葉は互生、根出葉は花時にも枯れない。根出葉と下部の葉の葉身は卵状長楕円形、4~7対羽状に全裂~深裂する。裂片は長楕円形。質はやや薄くて刺はなく、両面に細毛がある。下部の葉は長さ11~30cmの長い葉柄がある。頭花は茎頂や枝先に上向きに咲き、紅紫色で径3~4cm。頭花の周辺部の中性小花は長さ25~28mm、中部の両性小花は長さ22~26mm。葯は濃青紫色。総苞は鐘形~筒形、長さ20~27mm、黄緑色でしばしば紫色を帯び、多少クモ毛がある。総苞片は7~8列、外片と中片は淡黄褐色、短い刺に終わる。果実(痩果)は円柱形、長さ約6mm、無毛。冠毛は汚白色、長さ11~14mm。名前の由来は不明。 

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