キバナサバノオ



花期終盤で閉じかけた残り花が2つ。
天気が良くなかったせいか、到着時刻が遅かったためか、しょんぼり咲いていました。
今年は谷の春が早かったようです。
あまりに残念過ぎて、私達の体力も尽きました。







花弁状萼片の背面は赤褐色を帯びた個体もあるそうです。
透けて見える黄橙色のものが花弁です。







’24.4.22撮影 滋賀県

 ichocarpum pterigionocaudatum (Koidz.) Tamura et Lauener
キバナサバノオ(黄花鯖之尾)/ キンポウゲ科 シロカネソウ属 多年草 / 4~5月 / 本州の一部
(福井・滋賀・兵庫県・京都府の日本海側)
  林床や日陰地、沢沿いの湿った場所。草丈20~40cm。根出葉は退化し鱗片状になる。茎葉は中部で互生、上部では対生し、頂小葉は菱状倒卵形~卵形、長さ2~5cm、幅1~1.5cm。先は鋭頭、基部はくさび形、縁は不揃いの鋸歯縁になる。花は茎頂に1~2個つき。直立し、黄緑色で、径7~10mm。花柄は長さ1.5~3cm。花弁状の萼片は5個、楕円形で開出し、長さ6~10mm、幅2~5mm、背面はわずかに赤茶色を帯びる。花弁の舷部は直立し、半球状で表側は浅く不規則に切れ込み、オレンジ色、柄(爪部)は黄白色。雄しべは多数、長さ約5mm、葯は白色で、長さ約0.5mm。花糸は線形で黄色。雌しべは2個、基部でわずかに合着し、柱頭はわずかに頭状。果実(袋果)は2個が広がって魚の尾のような形になり、長さ約0.9mm。 

Homeへ