シコクフウロ　（イヨフウロ）

群れて咲いていますが、花は変化が多く、 花弁の先も３裂したもののほうが少なかったように思います。 ビッチュウフウロにもよく似ています。 四国では伊予風露と呼ぶより、四国風露と呼んだほうがよいそうです。 ’０２．８．９撮影　石鎚山(愛媛県)

イヨフウロ （シコクフウロ） Galleryへ  Geranium shikokianum Matsum. var. shikokianum イヨフウロ（伊予風露）／　フウロソウ科　フウロソウ属　多年草　／　７～９月　／　東海地方以西～九州 　　別名シコクフウロ。山地の草原。草丈３０～７０ｃｍ。茎には葉柄とともに開出または下向きの長い毛がある。根出葉 　　は花時にはあっても少ない。茎葉の葉身は円形～腎形、掌状に５中～深裂し、裂片は菱状卵形で、縁には不揃いの大きい 　　鋸歯がある。表面、裏面脈上には粗い毛がある。葉柄は下部で長さ約２０ｃｍ。花は茎頂や枝先に２個ずつつき、紅紫色 　　で、径２．５～３ｃｍ。花序柄や花柄には開出または下向きの長毛が密生する。花弁基部の縁だけに白色の軟毛がある。 　　雄しべは１０個、葯は青紫～淡紅紫色。雌しべは長さ約８ｍｍ。花柱分枝は長さ５～６ｍｍ。萼は舟形、萼片は披針形で 　　先が芒状に尖り、花弁より少し短く、外側の脈上に開出毛と斜上毛が密生する。果実は分離果、分果は５個ある。