カラマツソウ
















ミヤマカラマツ、モミジカラマツ、カラマツソウと3種を見ることが出来ました。
カラマツソウは白い雄しべの葯が淡黄色でやや長く花糸より細い、葉軸の基部に托葉があります。
ミヤマカラマツは花糸の上半部が広がり、先に小さな葯がつき、茎に托葉がありません。

’10.7.16撮影 早池峰(岩手県)
< 参考 : ミヤマカラマツ >
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 Thalictrum aquilegiifolium L. var. intermedium Nakai
カラマツソウ(唐松草) / キンポウゲ科 カラマツソウ属 多年草 / 7~9月 / 北、本、四、九
低山帯~高山帯の湿った草地。草丈50~120cm。茎は直立して上部でよく枝分かれし、毛や腺毛はない。根出葉は花期には枯れ、茎葉は3~4回3出複葉、小葉の葉身は卵形~広卵形~扇形、長さ1~7cm、幅1~4.5cm。先が3つに浅く裂け、全縁で無毛。托葉と小托葉は膜質で暗褐色、全縁。花序は散形~複散形花序で長さ2~15cm、花は径約1cm。花弁はなく、萼片は広楕円形、白色~淡紫色を帯び、長さ約4mmで早落性。雄蕊は8~20個と多く、長さ6~8mm、葯は黄白色、花糸は先が根棒状に肥大する。果実(痩果)は7~15個、楕円形で長さ7~8mm、先は円頭~やや鋭頭、3~4本の翼があり、長さ4~10mmの柄があり下垂する。
  <類似種>
 ミヤマカラマツ :雄しべの花糸の先の幅がカラマツソウより広く、雌しべの柄が白色、葉柄の基部に托葉はない。
 モミジカラマツ:葉が掌状に裂け、モミジに似ている。

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