ヤマエンゴサク



花は青っぽいもの、ピンクっぽいもの、濃いもの、薄いものと変化に富んでいます。







ヤマエンゴサクの苞には刻みがあります。
ジロボウエンゴサクの苞には刻みがありません。

’23.4.3撮影 矢部村(福岡県)
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 Corydalis lineariloba Siebold et Zucc.
ヤマエンゴサク(山延胡索)/ ケシ科 キケマン属 多年草 / 4~5月/ 本、四、九 山野の林内
 別名はヤブエンゴサク。山の林下、草原。草丈10~20cm。葉は2~3回3出複葉。小葉は卵円形~披針形など変化が多く、しばしば3裂する。最下の葉は鱗片状になる。花は茎頂に総状花序となり、少数または多数つく。花弁は4個、長さ15~25mm、赤紫~青紫色。萼は2個で小さい。雄しべは2個、外側の花弁に対生する。苞は多くの歯牙または欠刻がある。
変種のヒメエンゴサクは全体が繊細でヤマエンゴサクより小さく、花数も少ない。四国、九州に分布。
 <似たもの>
  ジロボウエンゴサク :苞は全縁。花の長さ1.2~2.2cm。蒴果は線形。関東以西~九州。
  エゾエンゴサク : 苞はふつう全縁。花の長さ17~25mm。北海道。
  オトメエンゴサク : 苞はふつう全縁。距がエゾエンゴサクより細長い。本州中部以北
  ミチノクエンゴサク : 苞は歯牙か欠刻。花の長さ10~13mm。北~中部以北の日本海側。

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