マルバノイチヤクソウ

マルバノイチヤクソウ ’03.6.22撮影 天山
                  ’03.6.22撮影 天山(佐賀県)



                  ’03.6.22撮影 天山(佐賀県)



                                 ’03.6.22撮影 天山(佐賀県)

ジンヨウイチヤクソウが咲くとの古い情報を解明すべく、
昨年破れた葉を見つけた場所へ行ってみました。
花期の予想はピッタリ、疑惑のイチヤクソウの葉には白斑がありませんでした。
観察してみると、どうやらマルバノイチヤクソウのようです。

左の画像 : 萼片の先が丸く、花柄が赤いです
上の画像 : 葉は円形で、基部は深い心形にならず、まるい。
この特徴をもつのはマルバノイチヤクソウだと思います。

参考までにジンヨウイチヤクソウの特徴は
葉は腎円形で濃い緑色をしており、葉脈に沿って白斑があり、基部は深い心形、緑白色の花を2〜6個つける。






                  ’04.6.13撮影 七山村(佐賀県)



                ’04.6.13撮影 七山村(佐賀県)


薄暗いところなので、花茎を上げない年もあり、開花したベストの状態に会えません。

マルバノイチヤクソウ(丸葉の一薬草)/イチヤクソウ科 イチヤクソウ属 多年草/6〜8月/北、本、四、九
  山地の林内。 高さ15〜20cm、やや赤みのある花茎。葉は柄があり、扁円形で長さは幅より短い。 花は
  やや赤みのある白色で直径1〜1.3cm。萼片の先は丸い。

<イチヤクソウの仲間>
  イチヤクソウ : 葉は円形〜広楕円形(長さのほうが長い)、花はふつう白色、萼片の先はとがる。
  ジンヨウイチヤクソウ : 葉は腎円形(長さのほうが短い)で基部は深い心形、白斑。萼片の先は尖る。
  コバノイチヤクソウ : 葉は円形〜楕円形(長さのほうが長い)、花はふつう白色、萼片の先はとがる。
  ベニバナイチヤクソウ : 葉は広楕円形(長さのほうが長い)、花は紅色〜淡紅色。
  コイチヤクソウ : 葉は卵形、花は白色、総状花序で一方側につく。 

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