カワミドリ


                      ’23.9.16撮影

接写できる個体があったので、花穂をクローズアップしてみました。

花冠から飛び出した4個の雄しべが目立ちます。
花冠は唇形で、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂し、中央裂片は大きくて、先が2裂しています。
5裂した筒状の萼には縞がありますが、花と似た色なので、花が落ちたところが目立ちません。



                      ’23.9.16撮影



                                          ’13.9.21撮影



                           ’13.9.21撮影

9月下旬になるとシソ科で賑わう林道ですが、まだちょっと早いようです。
シソ科軍団の最初に咲く、カワミドリは今が盛り。
青紫ののぼり旗は勇ましいのですが、葉はややお疲れ気味。
高温小雨に必死で耐えていました。



                        ’13.9.21撮影





カワミドリ ’04.9.25撮影 天山
                       ’04.9.25撮影


カワミドリ ’04.9.25撮影 天山
                                         ’04.9.25撮影


9月になると林道はシソ科の花たちが気ままに咲き乱れます。
日陰のカワミドリたちは、ちょっといい感じ。
いつもより色っぽく見えます。

天山(佐賀県)
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Agastache rugosa (Fisch. et C.A.Mey.) Kuntze 
カワミドリ(河緑) / シソ科 カワミドリ属 多年草 / 8~10月 / 北、本、四、九
  
 山の草地、林縁。草丈40~100cm。茎は四角形で、全体に強い香りがある。葉は対生、葉身は広卵形~卵心形、長さ5~10cm、幅3~7cm。先は鋭く尖り、基部は心形、縁には鋸歯がある。上部のものは基部が円形で、1~4cmの葉柄がある。花は枝先に長さ5~15cm、幅約2cmの花穂を作り、多数の花をつける。苞は小さく、白毛に覆われる。花冠は唇形、紅紫色で長さ8~10mm、上唇は直立し、下唇はやや開出して3裂し、中央裂片は幅広く、萼と同長かやや長い筒部がある。萼は筒状で先は5裂している。雄しべは4個、花冠の外に飛び出る。果実(分果)は卵形。和名の意味は不明。

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