クロカミシライトソウ




この個体の花被片はほぼ糸状で先まで同じ太さに見えますが、
図鑑によると花被片の先がやや太くなると記載されています。




2022年5月 佐賀県














はっきりした違いは把握していないのですが、
シライトソウの花被片は先が明らかに太く、
クロカミシライトソウの花被片は先が僅かに太い程度でほとんど糸状に見えます。

 2007年5月 佐賀県









少しピークを過ぎていました。


2012年6月 佐賀県
九州で見ることが出来るシライトソウ属を比較していました。
花被片は線形で先のほうが太い 花被片は糸状で同じ太さで長い 花被片は糸状で先が僅かに太い

*APG分類体系、従来の分類ではユリ科
 Chionographis japonica Maxim. var. kurokamiana H.Hara
クロカミシライトソウ(黒髪白糸草) / *シュロソウ科 シライトソウ属 多年草 / 5~6月 / 佐賀県
シライトソウの変種。やや湿った林床。草丈15~40cm。根出葉はロゼット状につき、長楕円形~倒披針形で長さ3~14cm。先はやや鈍く、下部は次第に細くなって柄となり、縁には細かい波状の鋸歯がある。茎葉は線形~披針形。花は花茎の先に長さ5~20cmの穂状花序となり、花被片は6個で白色、上方の4個の花被片は線形で長さ4~12mm、先がやや太くなる。下方の2個は短い。果実(蒴果)は長楕円形で長さ3~4mm。 

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