ハマクサギ


                                        ’12.6.1撮影 武雄市(佐賀県)

葉を揉むといやな匂いがするそうで、
鹿児島県ではこの木の枝を畜舎などにつるしてハエを追うのに用いるそうです。

                      ’12.6.1撮影 武雄市(佐賀県)

                                       ’12.6.1撮影 武雄市(佐賀県)

粗い鋸歯の葉が目を引くのですが、この鋸歯は若木だけのようです。
花も小さいですが、シソ科の花のような形をしています。
と思っていたら、APG分類ではシソ科になっていました。
従来のクマツヅラ科は分類体系が変わって、
ムラサキシキブ属、カリガネソウ属、クサギ属、ハマクサギ属、チーク属、ハマゴウ属 など
はシソ科になっていました。
 *APG分類。従来の分類ではクマツヅラ科
ハマクサギ(浜臭木)/ *シソ科 ハマクサギ属 落葉小高木/ 花5〜6月 / 本(近畿地方以西)〜沖
  高さ2〜10m。葉は対生、葉身は広卵形で全縁だが、若木は大きな鋸歯がある。揉むと臭気がある。枝先から
  円錐形の花序を出し、淡黄色の小さな花をまばらにつける。花冠は筒状で、上部は4裂し、やや唇形になる。
  果実は核果で径4mmほどの球形で黒紫色に熟す。

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