イヌセンブリ '12


                      ’12.10.28撮影 大分県



                      ’12.10.28撮影 大分県



                                    ’12.10.28撮影 大分県



                      ’12.10.28撮影 大分県

このため池はイヌセンブリの楽園、おおらかに群生しています。
  イヌセンブリGalleryへ

Swertia tosaensis Makino
イヌセンブリ(犬千振)/ リンドウ科 センブリ属 1年草または越年草/ 10~11月 / 本、四、九 
  山野の湿地。茎はしばしば基部から分枝し高さ5~50cm。根出葉はないかあり、ときにロゼット状をなし、へら状倒披針形、長さ0.7~2cm、幅2~7mm。茎葉は長楕円形~倒披針形、長さ2~5cmで、先は鈍い。花は狭い円錐状につき5数性。萼裂片は披針形。花冠は白色かときに帯淡黄色、淡紫色の条があり、径約15mm、5深裂し、裂片は長楕円状卵形で長さ6~8mm、幅2.5~3.5mm、基部に2個の蜜腺溝があり、そのまわりに長い毛がある。毛には顕微鏡下で波状の隆起が見える。蒴果は花冠より少し長く、種子はやや円くてほぼ平滑。全草に苦味がないので薬には用いられない。よく似たセンブリは葉の幅が狭く、花冠基部の毛がやや少ない。

<よく似たもの> センブリ・イヌセンブリ・ムラサキセンブリの花比較
  センブリ:山野。葉は線形。茎は淡紫色を帯びる。全草苦い。
  イヌセンブリ:湿地。葉の幅が広く倒披針形。花冠の内側の毛が長い。苦みはない。
  ムラサキセンブリ:山野。葉は線形。花は淡紫色。茎は暗紫色。西日本に多い。全草苦い。 

▲花調べHomeへ