サイコクヒメコウホネ


                ’07.10.2撮影 北川町(宮崎県)



                               ’14.9.29撮影 北川町(宮崎県)



                              ’14.9.29撮影 北川町(宮崎県)



                                ’14.9.29撮影 北川町(宮崎県)


夕日に照らされ、花は眩しいばかりに輝いています。

中部から西日本に分布するコウホネとヒメコウホネ,およびオグラコウホネとの交雑起源と考えられる集団は,
分布域が広く,花粉稔性も回復していることから,新種サイコクヒメコウホネと発表され、
日本近隣地域のコウホネ属が6種4品種3雑種に整理されたそうです。
素人には難しすぎて論文摘要を何度読んでもわかりません。
 Nuphar saikokuensis Shiga et Kadono
サイコクヒメコウホネ(西国姫河骨)/スイレン科 コウホネ属 多年草/6~10月/本(中部地方以西)~九
湖沼、ため池、水路、河川。以前ヒメコウホネの西日本型と呼ばれていた。コウホネ×オグラコウホネ、コウホネ×ヒメコウホネあるいは3種間の雑種と推定されている。葉は沈水葉、浮葉、抽水葉を生じるが、沈水葉を欠く場合もある。浮葉、沈水葉とも広卵形~狭卵形で、長さ10~30cmで中実。花は水中から長い花柄を出し水上に1花つけ、黄色で径3~4cm。
(東日本型は抽水葉、浮葉ともに円形で、種子の長さがサイコクより長いようです。) 
  <主なコウホネ属>
 コウホネ :抽水葉は狭卵形~長楕円形。柱頭盤は黄色。花の径は4~5cm。
 オグラコウホネ :沈水葉と浮葉。浮葉は広円形、葉柄は細く、中空。柱頭盤は黄色。花の径は2~3.5cm。
 ベニオグラコウホネ :柱頭盤が紅い。他はオグラコウホネと同様。花の径は2~3.5cm。
 ネムロコウホネ :水上葉は水面に浮かび、広卵形~卵円形。柱頭盤は黄色。花の径は2~3cm。
 オゼコウホネ :ネムロコウホネの変種で、柱頭盤が深紅色。花の径は2~3cm。

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