ハマナツメ






自生地は埋め立てなどで消失し、全国で10数カ所になっているそうです。




'08.6.30撮影 串間市(宮崎県)
 Paliurus ramosissimus (Lour.) Poir.
ハマナツメ(浜棗) / クロウメモドキ科 ハマナツメ属 落葉低木 / 7~9月 /本(東海以西)~沖
 沿海地の湿地。高さ約3m。枝はやや匍匐性で、幼木には托葉の変化した刺がある。葉は普通互生し、広卵形~卵円形で長さ3~6cm、幅2.5~4.5cm。先は鈍円頭、3脈が目立ち、縁には細かな鈍鋸歯がある。表面は滑らかで裏面脈上に軟毛が残る。葉柄は長さ4~6mm。花は枝の上部の葉腋に集散花序になって小さい花が数個つき、淡緑色で径約5mm。花のように見えるのは三角形の萼片で5個あり、花弁は萼片より短く、雄しべを伴い強く反り返る。花床は平らで広い。果実(核果)は倒円錐形で径1~2cm。白茶色の短毛が密生する。

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