トチバニンジン

トチバニンジンの果実 ’05.8.6黒岳
   <果実>        ’05.8.6撮影 くじゅう(大分県)

広葉樹林内の暗い登山道で、今一番目立ってるのが
このトチバニンジンの果実です。
果実が黒赤のツートンのものをソウシシヨウウニンジン(想思子様人参)といいます。
果実は派手なのに、花はかなり地味です。気がついても輪生した葉ばかりが目を引きます。
先端が黒いものをソウシシヨウニンジンと言うそうです。↓


ソウシシヨウニンジン(想思子様人参)

  ソウシシヨウニンジン(想思子様人参)         ’02.9.14撮影


<花>

                                                ’03.6.29撮影 くじゅう(大分県)



                                  ’03.6.29撮影 くじゅう(大分県)

 Panax japonicus (T.Nees) C.A.Mey.
トチバニンジン(栃葉人参) / ウコギ科 トチバニンジン属  多年草 / 6~8月 / 北海道~九州
山地の林内。草丈50~80cm。根茎は白色で横に這い、節がある。茎は細い。葉は掌状複葉で3~5個輪生し、葉身は倒披針形~倒卵形で長さ10~30cm、幅2~7cm。先は鋭尖形、基部はくさび形、縁には粗い鋸歯がある。葉柄は長さ5~10cm。花は長い花柄の先に小さな球形の花序となり、径約3mmの花を多数つける。花弁は淡緑黄色、雄しべは5個、花柱は2個。枝につく花は全て雄花。花柄は長く、時に1~4個の枝を出し、小花柄は長さ1~2cm。果実(石果)は6mm程度で赤色に熟する。

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