シモツケ


              ’03.6.29撮影 湯布院町(大分県)

シモツケソウより早く咲き始め、シモツケが終わる頃まで咲いています。
花はシモツケソウよりまとまって咲き、葉がまったく違うので、容易に見分けがつきます。

しかし、大分の植物誌によると大分県内のものは大陸系遺存植物のチョウセンシモツケという解説があり。
葉は卵形、下面は粉白色、小枝は稜があり、無毛という簡単な特徴しかわかりません。
素人には見分けがつきません。



                              ’02.6.8撮影 久住町(大分県)

くじゅう(大分県)
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 Spiraea japonica L.f.
シモツケ(下野) / バラ科 シモツケ属 落葉低木 / 6~8月 / 本州~九州
山地の日当りのいい所。高さ1~1.5m。葉は互生し、狭卵形~卵形で、長さ2~8cm、幅1~4cm。先は鋭頭~鋭尖頭で、まばらに不揃いな重鋸歯があり、裏面は白色~淡黄色の短毛が密生または散生する。花は枝先に散房花序になって多数つき、径3~6mm、花弁は5枚、淡紅色~紅色。雄しべは花弁より長い。果実は長さ2~3mmで球形の袋果。和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来する。

チョウセンシモツケ Spiraea fritschiana C.K.Schneid.
 大陸系遺存植物で葉は卵形、下面は粉白色、小枝は稜があり、無毛。 

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