ハガクレツリフネ


              ’06.8.26撮影 庄内町(大分県)


この一帯は圧倒的にハガクレツリフネが多く、
ツリフネソウは僅かです。


                      ’03.8.24撮影 大船林道(大分県)


ツリフネソウよりもやや淡色で葉の下に隠れるように咲くので、おしとやかに見えます。
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 Impatiens hypophylla Makino
ハガクレツリフネ(葉隠釣舟)/ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 1年草 /紀伊半島、四国、九州
山地の水辺や林内に生育する1年草。茎は多汁質で、高さ 30 ~80 cm。葉は互生し、柄は短く、葉身は菱状楕円形で、長さ 4 ~13 cm、幅 2 ~5 cm、先はとがり、基部は鈍形、円形または心形になり、縁に鋸歯があり、両面の脈上に白色の縮れ毛がある。花序は葉腋から出てすぐ曲がって、葉の裏に隠れるように下垂する。花は長さ 25 ~35 mm、淡紅紫色で、紫色の斑点がある。距は前方に曲がるが、渦巻状にはならない。変種のエンシュウツリフネソウは花が小形で紀伊半島~九州に分布する。

 <似ているもの>
 ツリフネソウ : 花序が葉の上に出る。距がくるりと強く巻き込む。
 キツリフネ  : 花の色が黄色。距は垂れ下がる。 

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