ボタンヅル


                     ’05.8.6撮影 くじゅう(大分県)



                              ’04.8.11撮影 くじゅう(大分県)


白い十字形の花はセンニンソウによく似ていますが、センニンソウより花が小形で葉が3出複葉です。



   長雨のあとの果実                     ’04.9.11撮影 くじゅう(大分県)



果実                                ’09.11.28撮影 周南市(山口県)

 Clematis apiifolia DC. var. apiifolia
ボタンヅル(牡丹蔓) / キンポウゲ科 センニンソウ属 つる性半低木 / 8~9月 / 本、四、九
 
葉は1回3出複葉、小葉は卵形~広卵形で長さ3.5~7cm。先は鋭く尖り、縁には不揃いの鋸歯がある。花は今年伸びた枝の葉腋から3出集散状の花序を出して多数つき、花弁はなく花弁状で長楕円形の萼片が4個、十字形に開き、直径1.5~2cm、白色で上向きに咲く。萼片の外側に灰白色の短毛がある。果実(痩果)は卵形で長さ約4mm、開出毛がある。花後、花柱が長さ1~1.2cmに伸び長い白毛がある。

<似たもの比較>
  センニンソウ : 葉は卵形で全縁 花は径2~3cm
  ボタンヅル : 葉は広卵形で不ぞろいの鋸歯 花は径1.5~2cm
  コバノボタンヅル : 葉は卵形で3裂し、粗い鋸歯 花は径3~4cm 

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