ツルシキミ

ツルシキミ ’05.4.29 黒岳(大分県)
                             ’05.4.29 黒岳(大分県)


ツルシキミ ’05.4.29 黒岳(大分県)
                           ’05.4.29 黒岳(大分県)


幹の基部が地面を這っているので、ツルシキミだと思います。
くじゅうの山々ではよく見かけます。

晩秋、真っ赤に熟した果実がよく目立ちます。↓


                    ’03.10.18撮影




< ミヤマシキミ >
幹の下部が地上を這っているので、ツルシキミと思ったのですが、
標高が低い里山なので、ミヤマシキミとします。

                                 ’06.4.18撮影 油山(福岡県)

脊振山地、津江山地でも群生しているのですが、ツルシキミだと思っています。
低山地なので、ミヤマシキミと判断するのは間違いかもしれません。



                ’06.4.18撮影 油山(福岡県)

 Skimmia japonica Thunb. var. intermedia Komatsu f. repens (Nakai) Ohwi
ツルシキミ(蔓樒)/ ミカン科 ミヤマシキミ属 常緑低木 / 4~5月/ 北、本(東北、中部地方以西)、四、九
山地上部の冷温帯。厚くて光沢のある葉がモクレン科のシキミに似ていることによる。葉、花、果実などミヤマシキミとほとんど同じ。幹の基部が地上をはうのが特徴。
Skimmia japonica Thunb. var. japonica
ミヤマシキミ(深山樒)/ ミカン科 ミヤマシキミ属 常緑低木 / 4~5月/ 本(宮城県以南)~九 
  低山地の林内。高さ0.6~1.5m。葉は互生して茎の上部にやや集まってつき、葉身は倒披針状長楕円形~倒卵状長楕円形、長さ6~12cm、幅2~5cm。先は短く尖って浅く凹み、基部はくさび形、縁は全縁。質は革質で厚く、表面には光沢があり、両面無毛、裏面には油点が散在する。花は雌雄異株、枝先に長さ2~5cmの散房状の円錐花序を出して径約1cmの花を多数つける。花弁は白色で4個、長楕円形で長さ約4mm。雄花には雄しべが4個あって花弁と同長で直立し、雌花には4個の小さな退化雄しべと中央に1個の雌しべがある。果実(核果)は1cm位の球形で赤熟する。

▲花調べHOMEへ