タチシオデ


雄花序             ’16.5.14撮影 由布市(大分県)

シオデとよく似ていますが、花期が早く、花は花被片が反っくり返らないことで区別出来ます。



雄花序            ’10.5.29撮影 由布市(大分県)

林縁のタチシオデです。
シオデとともに「山のアスパラガス」と言われ、若芽は美味しいそうですが、
くじゅうなどの国立公園内では採取は禁止されています。


雄花序                       ’10.5.29撮影 由布市(大分県)


↓ 若いタチシオデ(立牛尾菜)だと思います。 ↓
牛の尾に似てるでしょうか?


              ’12.5.9撮影  瀬の本(熊本県)



         雄花序                              ’02.4.25撮影 由布高原(大分県)

薄緑色の花火みたいな花をたくさんつけていました。
よく似たシオデは
花期が7~8月で、花被片がもっと反り返り、雄しべの葯が細い線形。



                             ’01.5.27撮影 九重町(大分県)

左が雌株で、右はお株です。

*APG分類体系、従来の分類ではユリ科
Smilax nipponica Miq.
タチシオデ(立牛尾菜)/ *サルトリイバラ(シオデ)科 サルトリイバラ(シオデ)属 多年草/ 5~6月/ 本~九
  山野。茎は初め立ち上がるが、後に上部がつる状になり他の物にからみついて伸びる。葉は互生、葉身は卵状楕円形~狭卵形、長さ5~15cm。先は円く急に短く尖り、基部は切形~浅い心形、縁は全縁。質は薄くて光沢がなく、裏面が白色を帯び、無毛。葉柄は2~4cm。托葉は葉柄につき、巻ひげになる。花は雌雄異株で、葉腋から散形花序を出して多数つける。花弁は淡黄緑色で、雄花の花被片は6個、線状長楕円形~倒披針形で平開し反り返らず、長さ4~5mm、花糸は長さ2.5~3mm。花柄は長さ10~22mm。雌花の花被片は6個、長楕円形~倒披針形で反り返り、長さ2~3mm、花柱はなく、柱頭は3岐。花柄は長さ5~6mm。果実(液果)は球形で径約1cm、黒熟し白粉を帯びる。 

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