シロバナトキソウ  Kuju'18










樫原湿原でも白花や白っぽい花を見たことがありますが、近くで純白を見たのは初めてです。
淡紅色のトキソウも可愛いけれど、この日のシロバナトキソウの美しさは格別でした。

’18.6.1撮影 くじゅう(大分県)
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 Pogonia japonica Rchb.f.
トキソウ(鴇草) / ラン科 トキソウ属 多年草 / 5~7月 / 北海道~九州
日当たりのよい酸性の湿地。草丈10~30cm。地下茎は長く横に伸び、所々に不定芽ができる。茎も基部に膜質の鱗片葉がある。葉は普通茎の中央に1個つき、葉身は披針形~線状長楕円形、長さ4~10cm、幅7~12mm。基部は翼状になって茎に流れ鞘とならない。 花は茎頂に1個横向きに咲き、淡紅色。苞は葉状、長さ2~4cm。萼片は長楕円状披針形、長さ1.5~2.5cm、側萼片は背萼片よりやや幅が狭い。側花弁は狭長楕円形、萼片よりやや短い。唇弁は萼片と同長、3裂し、側裂片は三角形で翼状、中央裂片は倒卵形で大きく、縁と内側に肉質突起が密に生える。距はない。蕊柱は長さ約1cm。花の色がトキの羽の色を思わせることによる。白花の品種をシロバナトキソウ(f. pallescens)という。

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