センボンヤリ Kuju


                      ’12.5.7撮影 由布市(大分県)



                       ’11.5.8撮影 由布市(大分県)

日当たりのよくない植林の縁にもセンボンヤリが!
開放花ですが、何故か葉の形が秋型のような。
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 Leibnitzia anandria (L.) Turcz.
センボンヤリ(千本槍)/ キク科 センボンヤリ属  多年草 / 春型3~6月 秋型8~11月 / 日本全土
別名ムラサキタンポポ。山地や丘陵の草地や林縁。春型(3~6月)では高さ5~12cm、葉は短柄があって葉身は倒卵状長楕円形、長さ2~6cm、幅1~3cm、頭大羽状に分裂し、裏面はくも毛が密生して白い。花茎は1個~数個出て先端に頭花をつけ、くも毛を密生する。頭花は径約1.5cm、総苞は鐘形で長さ約8mm。小花は白色で舌状花の裏面は紫色をおびる。瘦果は長さ5~6mm、冠毛は淡褐色で長さ5~7mm。秋型(8~11月)は一般に大きく、高さ15~35cm、草むらに生えたものでは60cmにも達し、葉は長い柄があって葉身は卵形~長楕円形、長さ6~15cm、幅3~6cm、頭大羽状に分裂する。花茎はふつう数個出て多数の線形の小さい葉をつけ、まばらにくも毛がある。頭花は円柱形かやや円錐形に近く、総苞は長さ1.5cm内外となる。瘦果は長さ6~7mm。冠毛は褐色で長さ10~12mm。和名は多数の花茎を立てた秋型を千本の毛槍に見立てたもので、別名は春型がタンポポに似た姿で舌状花冠の裏面が紫色であることによる。

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