ネバリノギラン


              ’09.6.19撮影 くじゅう(大分県)

花が咲いているのか、蕾なのか、花後なのか
よくわからない植物です。
名前のとおり、花序をつまむとねばります。




                    ’03.8.27撮影 立山(富山県)

根本には披針形の根生葉があります。
花茎をさわると、ネバネバしています。



                  ’03.8.27撮影 立山(富山県)

 *APG分類体系、従来の分類ではユリ科
 Aletris foliata (Maxim.) Bureau et Franch.
ネバリノギラン(粘り芒蘭) / *キンコウカ科 ソクシンラン属 多年草 / 4~7月 / 北、本、四、九

山地から高山帯の湿った草地。葉は束生して根出葉になり、葉身は披針形から倒披針形で、長さ10~25cm、幅1~2cmになる。葉に7~11の脈があり、葉の先はとがる。葉の間から高さ20~40cmになる花茎を伸ばし、花茎には小型の葉をつける。花茎に総状花序をつけ、やや多数の花がつく。花には披針形の苞があり、短い花柄がある。花被は黄緑色で、長さ6~8mmのつぼ型になり、下部は合着し先端は6裂する。雄しべは6個あり、花筒につく。子房は中位で3室あり、下部が花筒と合着する。花序軸、花柄、花被の外側に粘着する腺毛がある。
ノギランに似るが、花序軸等に腺毛があり粘るので、ネバリノギラン(粘芒蘭)の名がある。 

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