コシキイトラッキョウ



平戸のイトラッキョウの変種で、甑島固有の植物です。





花は紅色を帯びた白色と記されていますが、
紅色の帯び方は濃淡あり、白っぽい花、ピンクの花が混在します。








イトラッキョウ、コシキイトラッキョウともに葉は細い円柱形ですが、
イトラッキョウの葉は中実で、コシキイトラッキョウは中空です。↓






’22.10.31撮影 甑島(鹿児島県)

 *APG分類体系、従来の分類ではユリ科
 Allium virgunculae F.Maek. et Kitam. var. koshikiense M.Hotta et Hir.Takah.
コシキイトラッキョウ(甑糸辣韮)/ *ヒガンバナ科 ネギ属 多年草/ 10~11月/ 鹿児島県(甑島)
風衝草原や岩場に生育する多年草。鱗茎は狭長楕円形で長さ 2 ~ 2.5 cm。高さ 20 ~ 25 cm。葉は細い円柱形で中空、長さ10 ~ 25 cm、径約 1 mm。茎頂に散形花序を出し、数個 ~ 十数個の白色 - 紅紫色の花を上向きにつける。花冠は直径 7 ~ 8 mm。花被片は6個、広卵形、幅約3.5 mm、外花被片は長さ3.5 ~ 4 mm、内花被片は長さ5 ~ 5.5 mm。子房は緑色。雄ずいは花被片より長く、花外に突き出る。よく似たイトラッキョウは葉が中実。 

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