クロクモソウ

クロクモソウ ’06.9.23撮影 白岩林道
                            ’06.9.23撮影




                             ’06.9.23撮影



クロクモソウ ’06.9.23撮影 白岩林道
                      ’06.9.23撮影



クロクモソウ ’02.8.17撮影 霧立縦走路
                       ’02.8.17撮影


湿ったところにホソバシュロソウの花に似たクロクモソウが群生します。
葉はご覧のとおり、ホソバシュロソウとは全く違う個性的な丸い葉です。
花色は赤みが強いものが多いですが、緑っぽいもの、薄茶っぽいものなどもあります。

霧立山地(宮崎県)

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 *以前の分類ではユキノシタ属
Micranthes fusca (Maxim.) S.Akiyama et H.Ohba var. kikubuki (Ohwi) S.Akiyama et H.Ohba
クロクモソウ(黒雲草)/ ユキノシタ科 *チシマイワブキ属 多年草/7~8月 /本(中部以北、近畿)、四、九 
 
深山の渓流沿い。地中の根茎は太く、根出葉を束生させる。根出葉に長さ2~15cmの葉柄があり、葉身は径2~8cmの円腎形で、基部は心形、縁には粗い卵形で先がややとがった鋸歯がある。葉の表面に短い縮毛がまばらに生え、裏面に毛はない。花茎は高さ10~30cmになり、茎葉はなく、緑色で細毛があり、上部に大型でまばらな円錐花序をつける。花は紫褐色まれに淡緑色で、径5~8mm、花柄は長さ2~5mm、細毛が生える。萼裂片は5個、卵状3角形で、花時には大きく反りかえる。花弁は5個で、長さ約3mmの長卵形で、花時は平開する。花盤が発達し、紫褐色まれに淡緑色で、環状に隆起して2個の雌しべを取り囲む。雄しべは10個あり、花盤の縁につき、長さは約1mm、開裂直前の葯は橙色になる。花柱は暗紫色で短い。 

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