キヌタソウ


                            ’04.7.17撮影



                             ’08.7.17撮影



                        ’02.8.17撮影

オオキヌタソウは4輪生した葉に柄がありますが、キヌタソウは4輪生した葉に柄がありません。
どちらもアカネ科でよく似ていますが、オオキヌタソウはアカネ属、キヌタソウはヤエムグラ属でした。



                                      ’02.8.17撮影



                  ’06.9.23撮影

シコクママコナとキヌタソウの果実です。
和名は果実を「砧」に見立てたと言われています。
「砧」は布をたたいて柔らかくする道具だそうです。

霧立山地(宮崎県)

 Galium kinuta Nakai et H.Hara
キヌタソウ(砧草) / アカネ科 ヤエムグラ属 多年草 / 7~9月 / 本~九
  山地の林縁。草丈30~60cm。茎は直立し、4稜があり無毛。葉は4個が輪生、葉身は卵状披針形~披針形で、長さ2~8cm、幅0.8~2.5cm。先は鋭先頭か尾状に尖り、3本の脈が目立ち、縁と脈上に短毛が生える。質はやや硬い。葉柄はない。花は茎の上部に円錐状の集散花序となり、まばらに多数の花をつける。花冠は杯形で、径2.5mm、先は4裂ときに5裂する。雄蕊は4個。萼は鐘形で4~5裂するが、裂片はほとんどない。雄しべは4個、花冠の基部に着く。果実は2個の分果からなり、球形で無毛。和名は果実の形を布をたたいて柔らかくする砧に見立てたもの。

<よく似たもの> エゾキヌタソウ:葉身は狭披針形、先は鈍く、果実に短毛が密生。
霧立Top頁へ     Homeへ