コナスビ


                               ’09.5.30撮影 稲尾岳(鹿児島県)



                             ’09.5.30撮影 稲尾岳(鹿児島県)





 花柄が長いタイプ                 ’02.6.22撮影 五ヶ瀬町(宮崎県)

花柄が長いので、ナガエコナスビと言われるタイプです。



 花柄が長いタイプ                     ’02.6.22撮影 五ヶ瀬町(宮崎県)



花柄が長いタイプ                    ’02.6.22撮影 五ヶ瀬町(宮崎県)



花柄が長いタイプ                   ’02.6.22撮影 五ヶ瀬町(宮崎県)

6月下旬、コナスビが縦走路に黄色の星をちりばめます。
無邪気なニコニコ顔がいっぱいです。
この一帯に群生しているコナスビは花柄が長いタイプです。
花柄が長く、果実が下を向くものをナガエコナスビと分ける考え方もあるようですが、
Ylistでは別名になっています。

 Lysimachia japonica Thunb.
コナスビ(小茄子) /サクラソウ科 オカトラノオ属 多年草/ 5~6月/ 日本全土
茎は地をはい、まばらに軟毛が生える。葉は対生し、長さ55~10mmの柄があり、葉身は広卵形で先は短くとがり、基部は円形で、長さ10~25mm、幅7~20mm、葉肉内にやや透明な腺点がある。葉腋に1花をつける。花柄は長さ3~8mm。萼裂片は線状披針形で先は鋭くとがり、透明な腺点がある。花冠は黄色で5裂し、径6~7mm、裂片は広卵形。さく果は球形でまばらに長毛が生え、径4~5mm。種子は稜のある楕円形で長さ約1mm、黒色で密にこぶ状突起がある。ときに花柄の長いものをナガエコナスビとして区別することがあるが、朗らかな差異は認めがたい。

屋久島のものは全体に小さく、葉は長さ3~7mm、花がやや大型で、ヒメコナスビ(ヤクシマコナスビ)var. minutissima Masam. という。コバンコナスビL.nummularia L.はヨーロッパ原産の多年草で、林縁などのやや湿った空き地に生える。花柄は長さ1~4cmと長く、萼裂片は卵形で先は鋭くとがり、花冠の径は8~18mmと大きい。北海道·本州でときに見られる。
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