ヤマウツボ

                         ’09.4.10撮影

筒状の花冠の先から雌しべが飛び出ています。
茎に軟毛があるので、ケヤマウツボといわれるタイプです。


                                          ’09.4.10撮影


                         ’09.4.10撮影


                         ’07.4.26撮影


↑花が終わったあと、先が赤紫色の萼が残っています。
↓若い果実が群生していました。


                          ’12.5.11撮影

菊池市(熊本県)
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 *従来の分類ではゴマノハグサ科
 Lathraea japonica Miq.
ヤマウツボ(山靫) / *ハマウツボ科 ヤマウツボ属 寄生植物 / 5~7月 / 本(関東以西)、四、九
 和名は、花穂が矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることに由来。やや湿り気のある落葉樹林内、ブナ科やカバノキ科などの木の根に寄生する多年草。高さ10~30cm。太い花茎を直立し、穂のような総状花序をつける。花冠は筒状で長さ1.2cm、先は唇形となる。上唇はかぶと状で2裂し、下唇は上唇の半分以下の長さで3裂する。雄しべは4個、花柱は1個で細長い。果実は蒴果で萼に包まれた倒卵形になり、中に小さな種子が1~2個入っている。茎に毛のあるタイプをケヤマウツボ  Lathraea japonica Miq. var. miqueliana (Franch. et Sav.) Ohwi と区別することもある。

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