ヘツカリンドウ '22












自生地の林道は標高が低いので、開花が遅いようです。
さすがに昨年の月末は遅かったのですが、今回は咲き始めたばかりで、見つけるのに苦労しました。

’22.11.1撮影 大隅半島B(鹿児島県)
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 Swertia tashiroi (Maxim.) Makino
ヘツカリンドウ(辺塚竜胆)/リンドウ科 センブリ属 1または越年草/10~1月/九(大隅半島・甑島)~沖
  林縁や草地。草丈30~100cm。根元に根出葉が数対つき、葉身は楕円形~倒卵形、長さ10~25cm。質は厚くて全縁、無毛。茎葉は小型で苞状、長さ2~4cm。花はまばらな円錐花序となり、花冠は4~5深裂し、花冠裂片は長楕円形~披針形で先は尖り、長さ12~15mm。緑白色(色は様々)で上部に紫褐色または緑色の斑点があり、やや中央部に径約3mmの円形の蜜腺溝が1個あり、蜜腺溝の縁に突起はない。蒴果は花冠と同長。

よく似たシマアケボノソウは根出葉が広楕円状へら形で先が円く、花は大型で、花冠裂片は長さ25mm内外で白色、紫褐色の細かい斑点があり、蜜腺溝が基部近くにある。
 

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