ツチビノキ

ツチビノキ ’02.6.23撮影 宮崎県



ツチビノキ ’02.6.23撮影 宮崎県


ツチビノキ ’02.6.23撮影 宮崎県




世界中で宮崎の2カ所しか自生していないそうです。
ごく限られたところにだけしか分布してないのはどんな理由からでしょうか。

見かけたツチビノキは50cm足らずのものが多かったのですが、
彩りの少ない登山道ではかなり目立っていました。


’02.6.23撮影 宮崎県

 Daphnimorpha capitellata (H.Hara) Nakai
ツチビノキ / ジンチョウゲ科 シャクナゲガンピ属 落葉低木 / 花期6~8月 / 宮崎県
  ガンピの仲間のことを斐の木(びのき)といい、ガンピが岩石地に生えるのに対し、土の上に生えるので、土ビノキの名がつけられたという。高さ約1m。葉は互生、枝の上部に輪生状に集まってつき、葉身は倒卵形~卵状披針形、長さ5~18cm、幅2~7cm。先は鈍形~微突形、基部はくさび形でしばしば左右が歪み、全縁。質は薄い草質で裏面は緑白色、両面無毛。葉柄は短い。花は本年枝の先に長さ5~20mmの花柄を出し、時に1~2本の枝を出し、頭状に数個~30個程度の花をつける。花は外面は淡紅色、内面は白色。萼筒は長さ10~13mm、細くて中ほどで曲がり、無毛。萼裂片は披針形で先は4裂して開出し、外側の2片は長さ約4.5mmと大きく、内側の2片は約2mm。雄しべは萼筒の中に8個が2列につき、外からは見えない。雌しべは長さ3~4mm。果実(乾果)は緑色、基部が短柄となって宿存性の萼筒に包まれる。種子は紡錘形。 

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