バイカイカリソウ  in Hirado

長崎県のものはウメザキイカリソウという見解があるらしい。
ウメザキイカリソウの学名はYlistにありましたが、掲載した図鑑がないので、詳細はわかりません。
長崎県のものは全てウメザキイカリソウなのでしょうか?


                            ’07.1.23撮影 平戸市(長崎県)

ウメザキイカリソウはバイカイカリソウとイカリソウの雑種起源と推定されているようです。
ウメザキイカリソウは2回3出複葉、距あり
バイカイカリソウは1~2回2出複葉、距なし
イカリソウは1~2回3出複葉 距あり


              ’07.1.23撮影 平戸市(長崎県)

撮影した画像で判断になりますが、
葉はほとんどが2回2出複葉、距はないように見えます。
雑種起源というのも推定ですが、雑種だとすると、
バイカイカリソウに近い個体、イカリソウに近い個体がありそうです。
素人の個人的な見解では普通のバイカイカリソウだと思います。


                ’07.1.23撮影 平戸市(長崎県)

 Epimedium diphyllum G.Lodd. ex Graham
バイカイカリソウ(梅花碇草) / メギ科 イカリソウ属 多年草 /4~5月/ 中国地方、四国、九州
  草丈20~30cm。葉は1~2回2出複葉で、小葉は歪んだ卵形、長さ2.5~5cm、幅2~3.5cm。先は鈍頭、基部は心形。縁の刺毛はないか少なく、裏面の毛も少ない。根出葉は長い柄がある。茎葉は1個、茎の中部以上につき、1~2回2出複葉で、根出葉と同形。花は数個総状で下向きにつけ、白色で10~12mmと小さい。花柄は長さ7~15mm。花弁は4個、倒卵形。萼片は8個、外の4個は楕円形で早落し、内の4個は卵状披針形、白色で花弁状。距はない。雄しべは4個、葯は外向きし、斜開する。果実(袋果)は長さ約8mm、大きさの違う2片に分かれる。 
図鑑には未掲載、Ylistには学名あり
ウメザキイカリソウ Epimedium x youngianum Fisch. et C.A.Mey  
  自然交雑種。バイカイカリソウ(E. diphyllum)とイカリソウ(E. grandiflorum)の雑種起源と推定される。
葉は2回3出複葉。小葉はゆがんだ卵形。葉縁に刺毛があり、葉裏の脈に開出する細毛がある。花は白色(栽培品種は白色、ピンク色、淡黄色、紅紫色など)。距は長さ10~15mm。花柄には開出毛がある。
ウメザキイカリソウ:葉は1~2回3出複葉。距の長さ10~15mm。
バイカイカリソウ:葉は1~2回2出複葉。花弁に距が無い。
イカリソウ:葉は1~2回3出複葉。距の長さ15~20mm。 

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