コミヤマカタバミ

従来コミヤマカタバミとされていたもののうち、九州、四国、静岡県西部に産するものは、分類学的再検討により、ナンカイミヤマカタバミとされた(Aoki et al.,2019)
研究者より「解析した英彦山(福岡県側)の個体は真のコミヤマカタバミ*O. acetosella*でした。」
との回答をいただきましたので、コミヤマカタバミに訂正します。2025.8
コミヤマカタバミ ’06.5.4撮影 英彦山山系
                         '06.5.4撮影


コミヤマカタバミ ’06.5.4撮影 英彦山山系
                                                                   '06.5.4撮影

満面の笑みのコミヤマカタバミさんに会えてたのは久しぶりです\(^-^)/


コミヤマカタバミ ’03.4.29撮影 英彦山山系
                          ’03.4.29撮影


コミヤマカタバミ ’02.4.20撮影 英彦山山系
                                                                                  ’02.4.20撮影

苔むした岩には小さな可憐な植物がいっぱいです。
このコミヤマカタバミも何故か大きな岩のまわりがお好きなようです。


                                            ’13.5.9撮影



                          ’13.5.9撮影



                          ’13.5.9撮影

花のピークは過ぎていましたが、まだ可愛らしい花が残っていました。

英彦山((福岡/大分県)
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福岡県RDBの記載により、ナンカイミヤマカタバミと変更しましたが、誤りで、コミヤマカタバミに訂正します。
解析した英彦山(福岡側)の 個体はコミヤマカタバミO. acetosellaという回答。
 Oxalis acetosella L.
コミヤマカタバミ(小深山傍食)/ カタバミ科 カタバミ属 多年草 / 5~8月 / 北海道~九州
別名ヒメミヤマカタバミ。主として亜高山帯の針葉樹林下。根基は細長く、しばしば分枝し、節に古い葉柄の基部をつける。葉は根基の先に1~数個束生し、葉柄は長さ3~10cm、毛はないかまたは細毛がまばらにつく。小葉は倒心形、幅1~3cm、角は円形となり、裏面ときに表面にも軟毛が散生する。花基は業よりも高く、5~15cmで、中央から少し上に苞があり、先端に1個の花をつける。花は白色、脈はしばしば紫色で、径2~3cm、花期の終わりには閉鎖花ができる。蒴果は卵球形で、長さ3~4mm、全体に密毛がある。種子は各室に1~2個ずつでき、褐色.長卵形で長さ約2mm、やや扁平で両面に縦に数本のうねがある。
北海道・東北・北陸地方にある全体が大きくなるものはエゾミヤマカタバミと呼ばれ区別されることもある。(最新の分類ではミヤマカタバミのシノニム。)
ヒョウノセンカタバミは全体に大きく、小葉の幅が広い。北海道西南部・本州日本海側のブナ林に生える。
ミヤマカタバミの二倍体がカントウミヤマカタバミvar. kantoensis に相当し、四倍体は新変種ナンカイミヤマカタバミvar. alpigena となる。ナンカイミヤマカタバミはコミヤマカタバミO. acetosella に似ており、従来それと混同されてきた。解析した英彦山(福岡側)の 個体はコミヤマカタバミO. acetosellaという回答。
 Oxalis nipponica S.Aoki et J.Murata subsp. kantoensis (Terao) S.Aoki et J.Murata var. alpigena S.Aoki et J.Murata
ナンカイミヤマカタバミ(小深山傍食)/カタバミ科 カタバミ属 多年草/5~8月/ 静岡県西部、四国、九州 

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