ホウチャクソウ


                ’03.4.29撮影



                     ’05.5.15撮影



                   ’05.5.15撮影

元気がよい花も慎ましやかに下向きに咲いています。


英彦山(福岡県)
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  *APG分類。従来の分類ではユリ科
Disporum sessile D.Don ex Schult. et Schult.f. var. sessile
ホウチャクソウ(宝鐸草) / *イヌサフラン科 チゴユリ属 多年草 / 4~5月 / 日本全土
  丘陵、原野の林下。茎は高さ15~60cm、多少分枝する。葉は狭披針形~広卵形、長さ4~~16cm、先は漸鋭先形~鋭形、基部は円く、無毛、3~9脈があり、柄は短く、裏面の脈上と縁に半円形の小突起がある。花序は基頂につき、1~3花からなり、花序柄はふつうない。花は筒状鐘形、端部でわずかに広がり、香気はなく、下垂して咲く。花柄は長さ1~3.5cm、わずかに稜がある。花被片はへら形~倒披針形または倒卵形、長さ2~3cm、白色だが端部で緑色をおび、先は円いが微短突起があり、内面下部に微細な短毛や乳頭状突起があり、外面下部に稜が出て、稜が基部の囊状のふくらみにつながり、囊状部の長さは1.5~3mm。花糸は長さ1.2~2cm、基部に微細な乳頭状突起があり、葯は線状長楕円形、長さ3.5~6mm、帯黄色。子房は倒卵形、長さ3~4mm、緑色、3室で各室に3個の胚珠があり、花柱は長さ1.2~2.3cm、白色、上部で3裂し、裂部の長さは3~8mm。液果は径10mm内外、8~10月に熟し、種子は長さ約4mm。和名は花を寺院の軒先につり下げられている宝鐸に見立てた。

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