ウスギワニグチソウ


                      ’05.5.8撮影 福岡県

ワニグチソウより花筒が短く、苞のほうが長いです。



                                         ’15.5.2撮影 福岡県

今年は花の開花が早いので、丁度良い頃だと思ったのですが、少し早かったようです。



                                         ’15.5.2撮影 福岡県

いつもチラッと見るだけで通過していたのですが、久しぶりに立ち止まって撮影しました。
ワニグチソウより花が短いので、上から見ると2枚の苞に隠れてしまいます。




ウスギワニグチソウ ’05.5.8撮影 福岡県
                       ’05.5.8撮影 福岡県

苞が花筒の長さより長く、大きいです。


ウスギワニグチソウ ’05.5.8撮影 福岡県
                                        ’05.5.8撮影  福岡県


ウスギワニグチソウ ’05.5.8撮影 福岡県
                      ’05.5.8撮影 福岡県


ウスギワニグチソウ ’05.5.8撮影 福岡県
                                        ’05.5.8撮影 福岡県

対島市の自生地は知っていたんですが、地元のウスギワニグチソウを見つけたくて
あれこれ資料を調べ、好む環境などから自生しそうな場所を絞りました。
それが的中! 1箇所だけですが、群生していました。\(^-^)/

ワニグチソウとの違いは?
ワニグチソウはふつう花が2個ですが、本種は1~数個です。
葉の幅が広めで、葉裏がなめらかではなく、すじが出ている。
ワニグチソウより花筒が短く、13mm程度。苞のほうが長いです。
ワニグチソウは花の先端に雌しべが少し出てるか、同じくらいの長さですが、本種は雌しべが出ていない。
花の形も僅かに違っていて、
ワニグチソウは下部が膨らんで、すぼまった先が僅かに開きますが、
本種は花筒の下部がほとんど膨らまず、すぼまりも僅かで、先端の開きがやや大きい。


  *従来の分類体系ではユリ科
 Polygonatum cryptanthum H.Lév. et Vaniot
ウスギワニグチソウ(薄黄鰐口草)/ *キジカクシ科 アマドコロ属 多年草 / 5月 / 九(長崎・福岡県)
  林下や草原。根茎は細く、円柱状。茎は長さ15~30cm、下部で円柱形、上部で弓状に曲がり、稜角が出る。葉は披針状長楕円形~卵形、長さ3~5cm、裏面脈上と縁に柱状突起があり、先は鋭先形~突形で頂端は円い。花序は2花からなる。花序柄は柱状突起をもち、下垂、先端に2個の苞が花を包むようにつく。苞は狭卵形~広卵形、長さ.5~2.3cm、幅0.7~1.9cm、草質、宿存性、裏面脈上と縁に柱状突起があり、先は短鋭先形。花柄に柱状突起がある。花被は筒状、長さ0.9~1.4cm、白色またはクリーム色、ときどき帯緑色、裂片は反曲する。花糸離生部は円柱形、上部でわずかに肥厚し、背軸側上部に乳頭状突起、背軸側中部にいぼ状突起があり、背軸側下部と向軸側は平滑である。葯は長さ約3mm。雌蕊は雄蕊より短く、花被の約半長。花が苞からあまり出ないのが特徴。 

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