< ウマノスズクサの作戦 > 花はラッパ状になっていて、筒の根元に丸い壺みたいものがあります。 丸い壺の奥には準備OKの雌しべが待っています。(雌性先熟) 雌性期には筒部の逆毛が長く、ハエが入ると後戻りできず、壺に閉じ込められます。 (花粉をつけたハエだった場合はここで受粉が起こります。) 雄性期になると逆毛が萎縮して花粉をつけたハエが出られるようになるそうです。 こんな巧みな方法で受粉しているのに、結実率が低いのはなぜでしょう。 同じところで群生しているものは、地下茎を伸ばして増えているらしい。 同一個体からの受粉では種ができないというのが、植物界ではふつうのことなので、納得。 ↑6月なのに、盛大に開花していました。 ↓ウマノスズクサを食草にしているジャコウアゲハの幼虫もいました。 ジャコウアゲハの幼虫 <参考:ジャコウアゲハの成虫> ’23.6.24撮影 糸島市(福岡県) |
||||
ウマノスズクサGalleryへ
|