オオバヤドリギ '21


                                    ’21.10.4撮影 春日市(福岡県)

蕾からは想像できないユニークな花を咲かせます。



                    ’21.10.4撮影 春日市(福岡県)



                                     ’21.10.4撮影 春日市(福岡県)

葉の表面は光沢のある緑色ですが、裏面は赤橙色。



                                   ’21.10.4撮影 宗像市(福岡県)

この日、県内2箇所でオオバヤドリギを観察出来ました。
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  *APG分類ではマツグミ属。従来の分類ではオオバヤドリギ属
 Taxillus yadoriki (Siebold ex Maxim.) Danser
 オオバヤドリギ(大葉寄生木)/ヤドリギ科 *マツグミ属 半寄生常緑低木/9~12月/本(関東以西)~沖
別名はコガノヤドリギ。ふつうカシ、シイ、タブノキなどの常緑樹、まれにエゴノキのような落葉樹に寄生する。茎はややつる性で、大きいものでは長さ1mほどに伸びる。若枝には赤褐色の毛が密生する。毛は太い軸から数段に星形に分枝する樹枝状毛。葉は革質、対生または互生し、葉柄は長さ8~15mm、樹枝状の星状毛が密生、葉身は卵形または広楕円形、長さ2~9cm、幅1.5~5cm、全縁、先は円いか鈍く、基部は鈍形、表面は無毛、裏面は中脈が隆起し、赤褐色の樹枝状毛が密生する。枝のわきや葉の落ちた跡のわきに短い花序の軸を伸ばし、数個の花を束生状につける。花は赤褐色で内面は紫黒色、萼状苞は長さ2.5~3.5mm、花被は細長い筒形で先は4裂し、長さは裂片部を除き1.5~2.1cm、幅3ー4mm、外面に赤褐色の樹枝状毛が密生し、裂片は反曲し、倒狭披針形で内面は緑色、長さ5~7mm。雄蕊は花外へ伸び、葯は赤色。果実は広楕円体で完熟すれば長さ12mmに達し、黄色に熟する。

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