コカモメヅル '21



コカモメヅルに久しぶりに逢えました。




名前のよく似ているコバノカモメヅルと混乱してしまいますが、見分け方は以下のとおりです。
コカモメヅルは花冠の裂片が三角状で短く、直径4~6mm、花冠の内部は有毛。
コバノカモメヅルは花冠の裂片が細長く、直径7~15mm、花冠の内部は無毛。
なお、オオカモメヅルは花冠に綿毛がありますが、葉が大きく、花序が短いので、容易に見分けられます。




花冠内部に白い毛が目立ちます。







花は小さいのに、大きな果実をつけていました。

’21.9.15撮影 太宰府市(福岡県)
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  *エングラー分類体系ではガガイモ科 オオカモメヅル属
 Vincetoxicum floribundum (Miq.) Franch. et Sav.
コカモメヅル(小鴎蔓)/ *キョウチクトウ科 カモメヅル属 つる性多年草/ 7~8月/ 本、四、九 
別名はトサノカモメヅル。山野の草地ややぶ。葉は対生し、三角状披針形で先端はとがり、基部はやや心形。葉腋から長い柄をだし、花をまばらにつける。花冠は直径4~6mm、暗紫色、5深裂し、裂片は三角形、先がやや捻じれる。花冠の内面には白色の毛がある。袋果は長さ4~5cmの披針形。 

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