カリガネソウ





ハナバチなどが花にとまると、虫の重みで花序が垂れ下がって花が首をもたげるように角度を変え、
虫の背中に花粉と柱頭が付いて花粉を付けるとともに受粉する仕掛けになっている。





カリガネソウが開花し始めているというので、出かけてみました。
登山道で、「ようこそ」と言っているように出迎えてくれる花たちに二人ともにんまり。
比較的明るく、風も弱いところなので、長い雄しべが揺れません。
液晶モニターに映る被写体がとっても綺麗!
蜘蛛の巣が...ヤブ蚊が...この2つはどうしようもないですぅ。

’12.9.4撮影 三郡山(福岡県)
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  *従来の分類ではクマツヅラ科
 Tripora divaricata (Maxim.) P.D.Cantino
カリガネソウ(雁草) / *シソ科 カリガネソウ属 多年草 / 8~9月 / 北海道~九州
別名ホカケソウ(帆掛草)。山地の林縁。草丈1m程度。全体に強い臭気がある。茎は四角形で、上部で分枝する。葉は対生し、広卵形で長さ8~13cm。先は鋭く尖り、縁には鋸歯がある。花は葉腋から花柄を伸ばし、集散花序にまばらにつく。花冠は青紫色で長さ約1cmの花筒があり、先は5裂し、下側の1個は大きく反曲する。雄しべは下向きに湾曲して、花柱とともに長く突き出る。果実は分果で黒褐色、長さ3mmほど。

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