ガガブタ


長花柱花                           ’11.9.11撮影 行橋市(福岡県)



 長花柱花              ’24.10.10撮影 行橋市(福岡県)

株により長花柱花と短花柱花があり、↑上の花は長花柱花(雌しべが雄しべより長い)で

↓下の花は短花柱花(雌しべが雄しべより短い)です。


 短花柱花                    ’07.9.5撮影 行橋市(福岡県)

花柱の長さを違えることによって自家受粉による近親交配の害を避け、
他家受粉を促すためではないかと考えられています。


ガガブタ ’05.9.25撮影 北九州市
                               ’05.9.25撮影  行橋市(福岡県)


ガガブタ ’05.9.25撮影 北九州市
              ’05.9.25撮影  行橋市(福岡県)



                                                  ’05.9.25撮影 行橋市(福岡県)

白い糸状の裂片が素敵です。
一日で萎れてしまう儚い花なんです。

アサザとは花のイメージが違いますが、葉はそっくりです。
花がない時期は悩みそうです。
 Nymphoides indica (L.) Kuntze
ガガブタ / ミツガシワ科 アサザ属 多年草 / 7~9月 / 本、四、九
湖沼やため池など。浮葉性、または抽水性の植物で、地下茎をのばして生長する。茎は細くて長く、1~3個の葉をつける。葉身は広楕円形または卵状円形で径4~20cm、基部は深い心形、全縁、裏面は紫色、微小な腺点がある。葉柄は長さ1~2cmで、基部はやや耳状になり花序の基部を抱く。葉柄の基部に数個~多数束生する。花柄は長さ3~10cm。萼裂片は卵形で長さ4~6mm。花冠は白色で、径約15mm、裂片の内面と縁に長い毛が密生する。株により長花柱花と短花柱花がある。蒴果は楕円形で長さ4~5mm。種子は広楕円形で光沢があり、長さ0.8mm。朝、開いて夕方にしおれる。

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