ツルニンジン (ジイソブ)  Aso & Kuju


                  ’05.9.10撮影 阿蘇外輪(熊本県)



               ’10.9.29撮影 阿蘇外輪(熊本県)

ツルニンジンという和名より、別名のジイソブという名前に親しみを感じます。
よく似たものにバアソブというのがあってその男性版というわけですが、
「ソブ」というのは長野地方の方言でそばかすのこと。
つまり「爺さんのそばかす」です。

バアソブに比べ葉も蕾も花も大きく、花の外側が白っぽいです。





                             ’03.9.20撮影 くじゅう(大分県)

爺さんのそばかす「 ジイソブ」というネーミングが気に入っています。
バアソブより少し大きいジイソブは少し遅れて咲き始めます。
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 Codonopsis lanceolata (Siebold et Zucc.) Trautv.
ツルニンジン(蔓人参) / キキョウ科 ツルニンジン属 つる性多年草 / 8~10月 / 北~九
別名はジイソブ。山麓の林内。根が朝鮮人参に似ていることに寄る。葉は枝の先に集まって互生する。長さ3~10cmの長卵形で裏面は粉白を帯びる。花冠は長さ2.5~3cmの広鐘形。先は5裂し、外側は白緑色、内部に紫褐色の斑がある。萼片は長さ2~2.5cm。さく果は直径2~2.5cmで種子は淡褐色で光沢がなく、片側に翼がある。よく似たバアソブは小形で、全体に白い毛が散生し、種子は光沢のある黒褐色。 
 ツルニンジン:葉は通常無毛、先端は鋭頭。花冠の長さ25~30mm。種子は褐色で光沢がなく、片側に翼がある。
 バアソブ:葉裏に毛があり、先端はやや鈍頭。花冠の長さ20~25mm。種子は濃褐色で光沢があり、翼がない。 

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