Euphorbia lasiocaula Boiss.
タカトウダイ(高燈台) / トウダイグサ科 トウダイグサ属 多年草 / 6~10月 / 本~九
|
|
丘陵地や山地の草地。茎の高さ50~190cm。葉は互生し、披針形~倒楕円状披針形で長さ3~7cm、幅5~15mm。先は鈍頭、基部はくさび形、縁は細鋸歯縁または全縁。両面に短い軟毛があるが、無毛の場合も多い。茎頂に5個(時に3~7個)の小さな葉を散状に輪生し、5本の枝を出し、その先に杯状花序をつける。花序の下の苞葉は菱状卵形、腺体は4~5個で横長楕円形で黄色、子房の表面にはいぼ状の突起が密生。子房や蒴果のいぼ状突起は6列に並び、半球形で鈍頭または円頭。 |
|
Euphorbia pekinensis Rupr. subsp. asoensis T.Kuros. et H.Ohashi
アソタイゲキ(阿蘇大戟)/ トウダイグサ科 トウダイグサ属 多年草 / 5~7月 / 九州の山地 |
|
タカトウダイの亜種。茎の高さ30~90cm。葉は無柄で托葉がなく、細鋸歯縁または全縁で両面とも無毛または軟毛があり、花期も緑色。茎葉は互生、楕円形、狭楕円形または披針形、長さ4.5~7.2cm、先端は鋭形または鈍形、基部はくさび形。杯状花序は頂生および腋生の集散花序につく。花序の下の苞葉は菱状卵形、腺体は4~5個で横長楕円形で黄色、子房の表面にはいぼ状の突起が密生。子房や蒴果のいぼ状突起は6列に並び、多少とも円錐形で鋭頭。 |
<タカトウダイとアソタイゲキの相違点>
タカトウダイ:子房や蒴果のいぼ状突起は半球形で鈍頭または円頭
アソタイゲキ:子房や蒴果のいぼ状突起は多少とも円錐形で鋭頭 |